あしもと

‘ おしゃれは足元から ’ この言葉、よ〜く耳にしますよね〜。

人の目線というものは、先端に行きやすいんだそうです。

ですから、頭(髪型や帽子)、首(襟の形状デザイン開き具合)、手首(袖カフスや腕時計)、足首(靴、靴下)。まずは、この部分を抜かりなく整えておけば、「おっ、このひとおしゃれだな。」となるわけですよ。

ということで、今回は、その中でも足元に焦点を当ててみようと思います。

皆さん、靴って何足お持ちですか? 僕は昔から「靴」が大好きでしたので、スニーカーや革靴、ブーツなどをあわせると、20足はあると思います。(これでも断捨離で随分捨てましたよ)

いや、まず、僕が言いたいのはですね、そんなにたくさん靴はいらないってことです。汗

男性でいえば、まずスーツの時に履く革靴を1足(もちろん毎日お仕事でスーツの方は1足では足りませんが)、シンプルなローテクスニーカー(コンバース、ムーンスターなど)の白と黒を1足づつ、カジュアルな服装の時にあわせる黒の革靴(短靴)、あ、あと贅沢をいえば、暑い夏に履くサンダルと冬に履くレースアップのブーツの2足、併せてこの6足あれば事足りる、まず困ることはないでしょうね〜。カラフルなスニーカーを差し色に入れたり、ハイテクスニーカーなどで外すスタイルなどはファッション上級者のなせるワザです。ここは、次のステップにしましょう。

ここまでは、お分かりになるんじゃないかと思います。

ですが、中でも、ここ!「カジュアルな服装の時にあわせる黒の革靴(短靴)」。春夏秋冬、シーズン関係なく履けるんで便利なんですよね。実際、ここをきちんとした靴を所有していたら、冬のブーツもなくてもいいかもしれません。

しか〜し、この手の靴選び・靴探しが、なかなか難しいんですよね〜。どんな靴がいいの〜。探しても探しても、なかなか思い描くものに出会わないんですよ〜。

スーツに合わせる訳ではないので、あまりにもドレスシューズ然とし過ぎてもNGですし(高級靴の一点豪華主義になるだけです)、トンガリ過ぎは×ですよー。イタリアオヤジみたいなのがお好きでしたら話は別ですが… ごめんなさい、僕はあまり好きではありませんので。

安っぽくならないようレザーの質も重要ですし、形も大事、つま先のボリュームもぼってりしすぎると洋服を選びますし、インパクトがあり過ぎて、靴ばかりに目が行ってしまいます。

アメリカアメリカした質実剛健で、ソールがガッチリしたような靴だとワーク系スタイルのような感じに決まってしまいます(アメカジの延長線上)。

バランスがすごく大切なんです。この靴選びは大事ですよ〜。これが、おしゃれになるかどうかのかなりの割合を占めます。

そして、探して探して、出会ったのがこちら。

ManProducts 外羽根ダービーラウンドトゥシューズ / ¥64000 + tax
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材料の調達、デザイン、木型の切削、パターン、縫製、靴の底付けや仕上げなど靴、バッグの製造における全ての行程がひとりの作り手によってつくり出されるブランド、「ManProducts」。

やはり日本人が、日本人のために作った靴は良いです。外側および内側の土踏まず部分のくびれ、踵も少し小ぶりで華美になりすぎない程度に上品な印象。細かい部分まで考え抜き、修正修正して出来上がった木型。イタリア靴ほど華美でなく、アメリカ靴のような大味ではない。まさに日本の侘び寂び(WabiSabi)のある繊細で美しい靴だと思います。

ManProducts ホールカット(4穴)ラウンドトゥシューズ / ¥66000 + tax
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贅沢に一枚革で作られたホールカットシューズ(4穴)。傷のない品質の高い大きな面積の革が必要で、平たい革を皺を出さないよう立体成型しなければならないので、靴職人の非常に高度な技術が必要とされます。

革一枚取りのため、パターンにも製造にも技術を要する高級靴のデザインですが、トップラインを切りっぱなしで仕上げるなど高級なイメージをシンプルなひも靴として提案しています。

ManProducts ホールカット(6穴)ラウンドトゥシューズ / ¥66000 + tax
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ホールカット(6穴)ラウンドトゥシューズは、本来のホールカットよりもアイレットの数を増やし、スニーカーの雰囲気に寄せてあります。

本底(靴裏)は革の半張りの仕様

通常、修理を前提としない構造であるマッケイ製法の靴を本底のまま修理を繰り返して長くご愛用いただけるように革半張り仕様にしてあります。半張り革で蓋をすることにより、マッケイ製法のデメリットである出し縫い糸からの雨水の染み込み易さも低減されます。

これは、もう、まさに「一生モノの靴」だと言えるのではないでしょうか。

靴に6万円代 ⁉︎ どうですか?高いですか?手が出せませんか?

ヨーロッパなど海外の歴史ある老舗高級靴ブランドでしたら10万円超えは当たり前。もちろん、そのくらいフツーに出せるよ!というのであれば、もっともっと靴選びの幅は広がります。どうぞ。でも、なかなかそんな人はいませんよね。

1、2万円で探そうなんてもっての外で、3〜4万円というのが、ま〜、これがまた無い。あったとしても、やはり革が安っぽかったり、ソールやデザイン(つま先の形状・ライン)がいまいちだったり、本当にないんですよ。

6万円。僕は、妥当なプライスだと思います。ここは、頑張って出しましょう。せっかくこのドレスとカジュアルのバランスをうまくまとめたスタイルを出したいと思ったのであれば、ここは間違いなくケチらない方がいいです。ここ1、2万円を渋ったがために3、4万をドブに捨てたようなことになり兼ねません。

別に僕がセレブリティな暮らしを送っているわけではありませんよ。頑張って買うんですよ。ヨ〜シっ!てね。でも、それも必要なんですよ。大事にしますから。革は生き物、ケアも大事です。

カッチリしてるけど嫌味にならない、ドレスとカジュアルのバランスの妙。この一足でガラリと変わり、すごく微妙なところをバシッとまとめてくれる。そんな一足、持っていると持っていないでは、日々のスタイルに差がつきますよ。

ファッション・スタイリングにおいて、足元、いわば靴、ボトムス(あ、パンツね)は、一番大切な部分です。基本、今日なに着ようかな〜?っていう時、ここから決めていかなければなりません。ここが整っていれば、ほかは何着てたっていい。と言っても過言ではないのではないかと思います。

あなただけの靴、育ててみませんか。お気に入りの靴を履いて、靴磨きも楽しんでください。無の境地に入るような感じで、スッキリしますよ。笑

足元見られないよう、「あしもと」整えて行きましょう!

あ、これは、僕の愛靴です。

余韻の時間 店主