いま、ここに在るもの

ここ「余韻の時間」をオープンして、一年を迎えようとしています。

僕は、店を構えるこの場所を気に入っています。目の前の公園も。お昼のなんだかゆる〜い感じも気に入っていますが、夕刻から夜にかけての店内の感じも好きなんですよね〜。


ここに、この店があり、商品や内装、僕の気分は日々移り変わり行くもので、今の雰囲気の店内というのは、やはり「いま」しかないのだな〜と改めて思い写真に残そうと、ふと思い立ちました。

方角が完全に西向きなので、天気がいい日は、日が落ちるまで店内には太陽の陽が入り込んでいますが、陽が落ちると一気にムーディーな感じになります。

シンプルなフィッティングルーム。もう少し明るくした方がいいかな〜なんて考えたりもしています。

カウンター、いまは、ここが我が城ですかね。
メンズのコーナー。当店のスタイルというものを確立したいと思ってます。
大きなアンティークの鏡。なかなか出会うことのない大きさです。

大正時代頃の日本の間仕切りのようなもの。実際はこの服をかけてあるところに絵なのか、布地なのか張ってあったんでしょうね〜。上部の木を曲げた感じなど、日本の物ではなく、西洋アールデコともとれるようなデザインがビビッときて買った什器です。そちらにハンギングしているのはSARAXJIJIのカットソー。デザイン的には何でもないんだけど、明らかに着心地の良いウェアたち。こういったものをしっかりご提案していきたい。と初心に還ってみたりなんかする。

店内中央にぶら下がる照明。こちらも古い時代のイカ釣り漁船のライトらしい。

こういった象徴的になるようなものを替えると、また雰囲気も違ってくるんだろう。

そろそろ、桜(ソメイヨシノ)も見頃を終えようとしていますね。
レディース ラック 。普通に着れる素敵なものを常にご提案できるようになりたい。

改めて、僕は洋服が好きです。いい大人だからこそ、この情報社会、溢れたSNS,インターネットでの情報や、流行っているからとかではなく、自分できちんと判断して、自分で決めたい。自分のフィルターを通して可愛い・カッコいいと思える格好しないと!楽しまないと!と常々思っています。

靴下はコーディネートのスパイス役

安い靴下が溢れていますが、やっぱりいい靴下を履くと帰って脱いでからが違います。身体が喜ぶものを身に付けたい。そんなにたくさんでなくていいから。

たかが靴下。でも、されど靴下。

アクセサリーコーナー。こちらも古い時代の什器。オープン当初は、アクセサリーのお取り扱いがなく、ハンカチやソックス、ベルト、財布などを並べていました。いまは中村なづきさんの植物モチーフのアクセサリーたちが並びます。

この店に来る前、昔は何が並べてあったんでしょうね〜。

頂きものの ネオレゲリア

そういえば、まだここで呑んだことはないですね〜。一度ここでお酒呑みたいですね〜。少し空間を空けて、テーブルと椅子並べて、そんなに贅沢なものでなくていいから、ワインとおつまみ。いい音楽に楽しい会話、いいですね。

さて、当店においで頂いた方はもちろん見慣れた風景だったかとおもいます。

いかがでしたでしょうか。

遠方の方、まだお見えでない方々には当店の雰囲気が少しでも伝わったのであればいいな〜と思います。

似たような感じの場所はあっても、全く同じ場所は存在しません。私たちであるが故に、私たちにしかこの雰囲気は出しえない空間なんです。これも個性です。

高いかも〜。買えな〜い。なんか入りにく〜い。なんて言わないで是非入ってみてください。取って食ったりしませんから(笑)

お買い物するかなんて、二の次でいいんです。「余韻の時間」という名前の通り、ご来店される方々が何か感じて(もちろん心地良ければ、それが一番いいですが)日々のあれこれ・ごちゃごちゃから少し横に身を置いて、肩の力を抜いて、皆さんの心が少しでも平和になれば、そして、また日常にかえりその余韻を楽しんでくれたら、そこに私どもが入ることができたら、そんなに嬉しいことはありません。

あ、買ってくれたら、もっと嬉しいです (笑)

余韻の時間 店主